移民難民研究部会について
移民難民部会は2023年夏に滝澤会員の声かけにより立ち上げられました。
日本の移民難民研究、とくに後者に関する研究は国際法学的アプローチが中心となってきました。しかし、人が移動する背景やホスト国での処遇は政治経済的な要因の影響が大きく、また移住先の地域で営む生活は社会的なものです。世界銀行の『世界開発報告2023:移民、難民と社会』もそのような認識に立っています。こうした考えから、本部会では政治社会学的アプローチによる移民難民研究の拡大を目指し、次の3つの特徴を活かしながら活動しています。
1. 政治学的・社会学的・経済学的アプローチによる移民難民研究を歓迎する
2. 移民難民研究で主流となってきた質的研究だけでなく、量的研究も歓迎する
3. 若手研究者を歓迎する
代表
・滝澤 三郎(東洋英和女学院大学名誉教授)
メンバー
・大茂矢 由佳(埼玉大学講師)
・加藤 朋江(オブザーバー、筑紫女学園大学准教授)
研究会等情報
2024年2月28日に東京大学の土田千愛先生をお招きして公開セミナーを開催いたします。
日時:2024年2月28日(水)15:00-16:30
形式:ZOOMによるオンライン開催
プログラム:
15:00-15:15「日本の難民行政に関する近年のトレンド」
(滝澤三郎 東洋英和女学院大学名誉教授)
15:15-16:00「日本における庇護希望者の出入国管理—難民保護の政策形成過程分析より」
(土田千愛 東京大学地域未来社会連携研究機構三重サテライト特任助教)
16:00-16:30 質疑応答
(司会:大茂矢由佳 埼玉大学大学院人文社会学研究科講師)
お申込はこちら(2月27日12:00締切)